2010年12月21日火曜日

いよいよ年の瀬も押しせまりました。


 いい歳をして、何故か上向思考があります。
健康上のことは、あまり気にしていません。
何かやりたいという欲求が沸々と煮えたぎっています。
声楽、俳句、・・・。ということで、先ずは日記に「来年は・・」
と書いてみることにします。年賀状は、100枚に圧縮して
後は年賀メール50枚ぐらい(これは2011年年賀グループ・アドレスのみ
完成、来年の元旦に発信)、つまり準備完了です。
来年に向かってワーミングアップを始めます。
歳甲斐もなく、知的興奮?? では良いお年を、一寸尚早か。

2010年12月19日日曜日

投稿を再開します。


 小康をえています。今、猛烈な欲求は、声楽、それも独唱を再開することです。
散歩中でも、忘年会でも、100名前後の同窓会でも、はたまた、立飲み屋でも
めったやたらとカンツォーネ、ドイツリードを歌いまくっています。
どいう訳か、お世辞でしょうが、結構、好評です。
 昨年のように、もう一度先生に付いて、オンブロマイフなど新曲をこなしたい
と真剣に考えています。

 そんなに好きなら、習えば良いのにと仰るでしょう。
実は、大学病院の心臓外科のドクターが、胸部上向大動脈瘤の
治療には、大声は禁物と一言注意されたのが、ブレーキになっているのです。
「オペラ歌手のように高音の歌い上げは良くない」と。

 しかし本当かな?と首をかしげています。ここ5年ほど、動脈瘤の直径2mmの拡張テンポ、
しかみ、高血圧は、125ー80の前後を保っており、善玉コレストール
HLDも60と正常が続いていますので、先ず、OKと踏んでいます。
しかも、歌を歌いまくるのは、適度な健康運動になると過去の経験から
そう思うのですが・・・・。その一方でドクターの寸鉄人を刺す言がやっぱり気にする
自分がいます。来年、2月の検診日に、声楽レッスン復活を宣言しょうか?
そしてイースター(3月27日)つまり復活祭を期して復活?下手なバリトンを。

2010年8月23日月曜日

右鼠径ヘルニア修復術を受けました。

メッシュ アンド プラグ法
メッシュシートとプラグといった人工物を使います。臓器が脱出しないようにプラグをヘルニアの穴にふたをするように入れ、さらにメッシュシートで腹壁の補強をする手術です。

長所
人工物で補強するため、緊張やつっぱり感がなく術後の痛みや再発が少なくなると言われています。
短所
通常は人工物を入れても問題は起こりませんが、感染がおこると人工物を取り除かなくてはならなくなる場合があります。また、この手術の歴史はまだ浅いため、人工物を入れた後の長期的な経過や悪影響についてはまだはっきりとわかっていない部分があります。

2010年8月10日火曜日

成人の「右鼠径ヘルニア修復術」の一般説明

 ヘルニアというと椎間板ヘルニアを初めに考える方が多いと思いますが、ここで説明するヘルニアとは、鼠径部(足の付け根の部分)のヘルニア、いわゆる脱腸です。小生の場合は、右鼠径ヘルニアでした。鼠径ヘルニアは年間約14万人が受診するほど非常に一般的な病気と言われています。

 鼠径ヘルニアの症状は、立った時やお腹に力を入れた時に鼠径部の皮膚の下に腹膜(内臓を覆う膜のこと)や腸の一部などが出てきて柔らかいしこりとして触れます。普通は指で押しこむと引っ込みますが、次第に大きくなり、不快感や痛みを伴ってきます。このまま、放置しますかと複数のドクターが小生に尋ねたように、修復手術をしないという選択肢もあるようです。

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 ⇒横道にそれますが、6年前に治療した前立腺癌も、①患部全摘出手術 ②放射線治療 ③放置する方法
の三つの対応方法があり、小生は①を選びました。ここでも③放置という選択肢があり、アメリカでも③を選択する場合が結構あるようです。 

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 出てきた腸が戻らなくなると、鼠径部のしこりが急に硬くなり痛みを伴い、押しこんでも引っ込まなくなります。この状況をヘルニア嵌頓(かんとん)といいます。はみ出した腸がつまると腹痛や嘔吐が出現します。嵌頓を起こす確率は400人に1人程度とされていて、比較的頻度は低いといえます。しかしながら、ヘルニア嵌頓は非常に危険な状態です。脱出した腸や腹腔内の臓器が壊死を起こしてしまうので、急いで手術をしなければ腹膜炎を併発し命にかかわります。

 今回の小生の「右鼠径ヘルニア修復手術」に当って、事前の説明書の中に、「手術の必要性;ヘルニア嵌頓(かんとん)の危険性がある。症状がある。」と若い医師(後で判ったことですが、実は研修医でした)
のコメントがありました。400人に1人の確率で発症するリスクを回避することが、「手術の必要性」に結びつくのか、釈然としない面もありましたが、(研修医の執刀によるリスクは何%?と考えてしまいましたが)結局、手術を受けることに決断したことは前述のとおりです。

 4泊5日の手術の結果、無事退院、経過は順調で、丁度1ヶ月過ぎて、殆ど痛みもありません。
昔の手術に比して、改良されていますが、その辺の詳細は、次回に致します。

2010年7月29日木曜日

今度は、右鼠径ヘルニア修復手術です。

 前立腺癌全摘出手術して約6年余、PSA(前立腺癌腫瘍マーカー)を6ヶ月に1回フォローしています。今年の定期検診の折、下腹部が時に引っかかることがある、どうも下腹部の右が、ぷっくと膨れていると主治医にアピール。早速ベッド上に横たわり触診、立ったまま触診、すぐにこれは鼠径ヘルニア、通称脱腸です、未だ手術はしなくても大丈夫です。

 どうしますか?と問われました。治療方針は患者が決めるものという最近の大方のドクターの姿勢にまたまた接した感じでした。再度、どうします?と訊ねられ、一度外科で診てもらいますかと決断を迫られましたので、OKしました。主治医は、その場で外科のサイトを開いて診察の予約をしてくれました。

 その日のうちに、外科の外来で診てもらったところ、手術はしても、しなくても良いという、先程の泌尿器科でのやり取りと同じことでした。病根が取除けるに越したことはないと考え、除去手術の道を決断しました。実は、手術馴れ?をしている精か、あまり抵抗なく決めました。その後、血液検査、尿検査、心電図、レントゲン検査をしました。CTの撮影やエコー検査などがある筈ですが、どういう訳か省かれていました。

 不思議なことに、以上の検査の結果を踏まえて総合診断の上、除去手術に踏み切るかどうかの最終診断がある筈ですが、そのステップもなく、即座に入院手続きをするように看護師から事務的な連絡があっただけでした。

 病名は右鼠径ヘルニア、でヘルニア修復手術のため、入院手続きをとりました。実は、手術の詳細を聞かされたのは、手術日の前日でした。後で知ったことですが、研修医が執刀してくれました。若い担当医がどうのこうのいうつもりありませんし、入院してから、じたばたしても始まりませんが、リスクの多い大手術とは言わないまでも、下腹部を5~6センチ近く切り裂くことになる担当医が誰とも知らず、入院してしまった迂闊さが悔やまれました。しかし時既に遅し、観念して息子ぐらいのドクターの説明を夫婦で聞きました。

 説明のポイントは、腹が痛い、痛いと我慢して手で抑えて腸が中に引っ込むうちは良いが引っ込まなくなる嵌頓(カントン)と言う最悪の状態になると緊急入院手術ということになるから、今のうちに手術をした方が安全ということでした。外科外来で、「手術はしてもしなくても、どちらでもよい」とのドクターの表現
と相当開きがあることに気がつきました。(重病入院患者の多い中で、この程度の重篤さの低い手術は
大病院は経営効率の観点から敬遠する方針ではないかと、招かれざる入院患者では?という猜疑心を持ちかけましたが、これは根拠のない穿った見方かも知れませんので、この件は思考停止しました。)

 手術しなくても無理をしなければ良いかも知れませんが、基礎体力をつけるために適度なウォーキングなどもしなければ、動脈硬化の改善が遅れるなど考えると自然に、手術する以外には無い観念した次第です。続きは、次回にします。

2010年7月19日月曜日

PSA(腫瘍マーカー)のその後、

PSA(腫瘍マーカー)の検査結果がでました。
 
 PSAは、0.011でした。半年前には、0.008という検査値から、0.016に悪化、


その後どうなることか心配しましたが、0.012に戻り、今回は更に、0.011に僅かに好転しまし

た。先ずは喜ばしいことです。

 患者たるもの、こういう検査値という人間が作り出したシンボルのような記号に、

一喜一憂する傾向があることは、前回のブログでも触れました。僅かな変化も、良い方向であれば

心落ち着くから不思議です。

 
 ところで、手術の患部つまり、足の付け根の右に、違和感あり、このところ気にしていました。

転移か?と疑いましたが、PSAが好転しているのに、いまさら癌細胞の悪足掻きでもないでしょうに、

早速、主治医に診察して貰いましたらところ、即座に右部の鼠径ヘルニヤという診断がおりました。

結論を先に申しますと、後日、手術入院し、無事退院しました。この経緯は次のブログの記事にします。

胸部大動脈瘤の定期検査を受けました。

胸部上向大動脈拡張の経過観測 第二回目
 
 胸部上向動脈瘤直径47ミリの経過を見るため、半年ごとの検査を受けています。
今年4月の結果は、43ミリでした。

 動脈瘤は、時間と共に拡張することはあっても、縮むことがないと言われていましただけに
「47ミリが⇒43ミリに縮んだのですか??」と思わず主治医に質問しましたところ、「前回とは別の箇所を測定したのでしょう、縮んだのではありません」との返事でした。変化が見られないようだから、この9月まで、様子を見ましょう」と言われ、血圧が上手くコントロールされているというお褒めの言葉を頂き、「2時間待ち、2分診察」から退散したのでした。

 経過は、まずまず順調ということでしょう。
しかし、「47ミリ」が、どの程度に拡張するかを観測のターゲットにしている時に、当初の「直径47ミリ」とは比較不能な、別の箇所の「43ミリ」の撮影データを見て、「変化なし、拡張していない」と即断できるのでしょうか。毎日、降圧剤を飲んで、朝・昼・晩と真面目に血圧測定の結果、血圧が120台以下に安定しているこの事実から、血圧がコントロールできていること、従って動脈瘤の原因と考えられる動脈硬化がこのところ進行していないであろうということは、誰にでも推定できるでしょう。この有力な根拠をよりどころに、診断は、間違いないとは思いましたが・・・・。

 「2時間待ち、2分診察」のこの診療行為に何となく不安を覚えますのは、神経質すぎるのでしょうか?
富士山の高さを三角測量するときに、頂上の見えない処から高さを測っているみたいな感じがしますが。


2010年2月9日火曜日




2010年2月3日水曜日

胸部上向大動脈拡張の経過観測

 胸部上向動脈瘤直径47ミリの経過を見るため、半年ごとの検査を受けています。
昨年11月の結果は、47ミリのままでした。

 1年前、ホームドクターは直ぐにでも、手術をという勢いでしたが、大病院でセカンドオピニオンを受け、
6年前のMRI撮影の事実(前立腺癌手術の直前に撮影)を患者である小生が気がついて、
MRIフイルムを借出し、主治医に提供したところ、6年前と比べて2~3ミリしか拡張していない
ことが判りました。

 MRIのことを小生がたまたま想いだせなかったら、大動脈瘤の破裂を予防するために
今頃は心臓手術もありえたかも知れません。

 素人考えでも、医療に役立つことがあるものと知りました。心臓血管外科にとって、患者が
別の病院の泌尿器科で手術をしたときに全身のMRI撮影をしたことなど、気をめぐらすことなど
ありえないことでしょう。従って、5~6年前の証拠写真の存在など別病院、しかも他診療科の医者に
知る由もありません。もとより、個々の医師に非を責めるつもりはありません。

 しかし、全般的な医療システムとしては、どう考えてもお粗末なことではないでしょうか。
個人情報保護の壁があるのかもしれませんが、過去の治療経緯、検査結果などその後に
治療に重要なシグナル情報を発信する場合が無数にあると推定します。

 ともあれ、心臓超音波検査、CT検査の結果は、変化なしという結果でほっとしました。
カルシュウム拮抗剤とアンジオテンシン2受容体拮抗剤の服用と毎日のウォーキング(ウォーキング・マイレージに参加し万歩計データーを定期に送信、平均8千歩)、なるべく参加することにしている
家事労働などの適度の運動療法が功を奏し、130前後のレベルで血圧コントロールが上手くいっている
要因と思われます。減塩、酒休3日、緑黄野菜の摂取なども、定着してきました。

 大動脈瘤の破裂という怖い事態を避けるためには、医者に注意されるまでもなく、必死になって
動脈硬化の進行を止める必要があります。今回の診察で、主治医は、「80歳になって
手術して直った例もある」と説明したことは、この状態が維持できれば、5~6年は手術の心配は
無さそうだという、感触を得ました。勝手な思い込みにならないように、自衛手段を続けて行く覚悟です。

 この厳寒の時期もしばらくの辛抱、まさに春隣り。4月のいい時期に、経過観測の検査を受け、これも
無事クリアしそうな明るい予感がしています。やや、前向きすぎる自己も感じてはいますが。

2010年1月24日日曜日

PSA(腫瘍マーカー)の検査結果がでました。


PSA(腫瘍マーカー)の検査結果がでました。
 
 PSAは、0.012でした。半年前には、0.008という検査値から、0.016に悪化、


その後どうなることか心配しましたが、0.012に戻り基調で、先ずは安心です。

 患者たるもの、こういう検査値という人間が作り出したシンボルのような記号に、

一喜一憂する傾向があるようですね。

これも、この物質優先社会に特有の「物神崇拝」なのかみ知れません。

前立腺癌全摘出手術(2004・4)は丸5年にして、根治に近い状態になったようです。

勿論、QOL(Qualityof life)も上々です。

6時間にも亘る大手術も、選択肢としては間違いではなかったようです。

これまでのPSA(腫瘍マーカー)の検査値の推移を折れ線グラフで掲載したいと思いますが、

果たして上手くアップロードできるでしょうか?