「前期高齢」に前後して、色々と病魔に取り付かれた話をお聞き下さい。
胃潰瘍の治療は、薬物投与で、現在は痛くもかゆくもない状態。青年期から心臓が完全右脚ブロックと言われて以来、定期的に心電図で検診するが、格段の問題なし。数年前に前立腺癌全摘出の6時間手術、現在経過を観測中。
PSAは0.011だから、まずまず。高血圧は本態性で、「仮面」を被り、医者の前では正常値。「白衣」の逆で、それだけに自宅の血圧計測が面倒です。
カルシゥム拮抗剤が適合するらしく、安定的。
ところが、胸部上向大動脈瘤をエコーで発見され、直径 47ミリで、危険ライン 55ミリには及ばないまでも、要注意で、3ヵ月毎にエコー検診と続きます。後、良性ののう胞性腫瘍6センチが首そ頚部に発見、完全除去手術、成功。ここまで披露しますと『満身創痍』がオーバー表現でないことは認められると思います。
現在、至って元気で万歩計は平均5000~6000歩を続けており、焼酎も溺れない様にセーブしながら、嗜んでいます。QOLもまずまずというところで、
孫にかこまれ、賑やかな毎日、狭いながらも、楽しい生活を送っています。
しかし、がん患者でもあり、動脈硬化、大動脈破裂で石原裕次郎みたいになる確率も高いと予想されるだけに、今後は要警戒のだましだましの身の処し方に気を付ける必要があります。さりとて、くよくよしても始まらない、俎板の鯉の心境で、焦らず慌てず諦めずに、自分の肉体と付き合って行きたいと考えています。
闘病記となると何となく線香くさいジメジメしたイメージがあって嫌なので
「物語」としました。成立1000年紀を迎えている紫式部の源氏物語のロマンはなく、河上肇の貧乏物語の論考もなく、気楽にしかし真摯に書き綴りたいと念じています。