≪治療理念≫
治療は、「医学」(医療機関=科学)と患者=「自己」と「家族」(昔風に言えば銃後の守り、そして心理学で言う受容的精神風土の家庭環境か)のコラボレーションと考えます。その中でも、医学は相対的なもの。特に最近の医療機関には、絶対的な信頼は置けません。やはり「自己」つまり患者が、治療の牽引車と考えざるを得ません。勿論、家庭の微温環境は、自己の最大の助っ人でっす。「医学」に冷徹なようですが、そこは科学の、つまり真理の探究と人の命を預かるものの、ミッションの厳正さは、現状の社会的評価を見るに付け、厳しく査定せざるを得ません。科学を支えれるのがある意味人間性であることも承知の上で、医学全般の現代水準を敢えて、冷淡に見守りたいと思います。
治療理念の大きな前提に「自然治癒力」を置きたいです。精神主義的ドグマでえはなく、どちらかと言いますと、東洋医学的発想に関心があります。
薬漬け、外科手術優先の現代医学に、一定の距離を置いて見たい思いがあります。専門家でない自分が、素人なりに研究して素人なりに納得することは
今、流行のインホームドコンセントよりも、極めて病理学的にも重要なことと思います。「生兵法は怪我の下」もわかりますが、これ程の情報社会、自分を納得させるだけの状況判断は、自分で研究すべきと思います。所謂、インホームドコンセントはその後でゆっくりと対応しても遅くないと思っています。
≪治療目的≫
Quality of Life (QOL)は、人それぞれの素因、環境、習慣の違い、現在の価値観、考え方、感じ方により、多様化。 一般的にQOLは、人が充実感や満足感を持って日常生活を送ることができることを意味しています。(QOL) 近年、この概念が医療、福祉分野において重視されるようなりました。 医学、医療において、病気に対する研究が進み、様々な診断、治療技術が開発され格段に進歩しました。医療サイドからは、遺伝子診断、マーカーなどを指標に、個々に合わしたテーラーメード医療、オーダーメード医療が可能になりつつあります。また、医療を受ける側、患者サイドからは、インフォームドコンセントの普及により、治療内容の方法、意味、効果、危険性、予後、費用などについて十分に説明を受けた上で、患者自ら、自分のQOL向上に最もふさわしい治療法、生き方を選択する時代になりました。自己のQOL向上の極限化が、究極の治療目的と考えます。当面の治療は完結したが、別の転移などで、予期せぬ(科学的には予想され、統計的にリスクの高い)脳梗塞などの併発することによって、現状(短期化とは言え)よりも、劣悪なQOLを強いられることは、御免こうむりたいと言う意味です。やはり、自然体が最も大事に思われます。
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